RADIO FISHのセカンドアルバム『WORLD IS MINE』:10週連続配信楽曲集大成
2016年10月12日、よしもとアール・アンド・シーより発売されたRADIO FISHのセカンドスタジオアルバム『WORLD IS MINE』は、
オリエンタルラジオの新たな音楽性を示す作品として高い注目を集めました。本作は、
2016年6月22日から10週連続で配信された楽曲を中心に構成されており、グループの精力的な活動を凝縮した内容となっています。
特に、m-floの
☆Taku Takahashiが手掛けた「
PERFECT HUMAN」の2種類のRemixは、アルバムの大きな魅力の一つです。オリジナルとは異なるアレンジが施されたこれらの楽曲は、リスナーに新鮮な驚きを与え、アルバム全体の幅を広げています。
アルバムはCDのみのType-Bと、CDに加えDVDを同梱したType-Aの2形態でリリースされました。Type-AのDVDには、
2016年8月26日に赤坂BLITZで行われたワンマンライブの模様と、「GOLDEN TOWER (feat.
當山みれい)」のミュージックビデオが収録されており、ライブパフォーマンスの迫力と楽曲の世界観を余すことなく堪能できます。
アルバム発売に先駆け、
10月5日には「WONDERLAND」が先行配信されました。この楽曲は、TBS系テレビアニメ『
カミワザ・ワンダ』のエンディングテーマにも起用され、アルバムへの期待感をさらに高める役割を果たしました。
アルバム収録楽曲は、10週連続配信企画で発表された楽曲を中心に構成されています。その中には、
當山みれいとのコラボレーション楽曲「GOLDEN TOWER」、焚巻と345(
凛として時雨)、そして
JUVENILEをフィーチャリングした楽曲など、バラエティに富んだ楽曲が並んでいます。「GOLDEN TOWER」はTBS・MBS系全国ネット『
プレバト!!』のエンディングテーマにも起用され、テレビ番組を通じて幅広い層に知られることとなりました。
當山みれいが出演できないテレビ番組では、
藤森慎吾が代わりに歌唱を担当したことも話題となりました。
その他にも、「ULTRA TIGER」「NKT34」「INVISIBLE EMPEROR」「あの日見た神様の名前を思い出していつかきっと泣いてしまう」「黄金時代」「MIND BEACH」「さよなら」など、個性的で記憶に残る楽曲が多数収録されています。これらの楽曲は、RADIO FISHの音楽的才能とオリジナリティを余すことなく示すものとなっています。
『WORLD IS MINE』は、単なる楽曲集ではなく、RADIO FISHの進化と成長を凝縮した、記念碑的な作品と言えるでしょう。10週連続配信という斬新な試み、豪華ゲスト陣とのコラボレーション、そして高いクオリティの楽曲群は、リスナーに大きな感動と興奮を与え続け、彼らの音楽性の幅広さを示す、充実した内容となっています。様々な音楽的要素を巧みに織り交ぜながら、RADIO FISH独自のスタイルを確立した、彼らの代表作の一つと言えるでしょう。
アルバムは、現在も多くのファンに愛され続けており、デジタル配信でも高い人気を誇っています。 RADIO FISHの音楽的進化の過程を理解するためにも、必聴のアルバムと言えるでしょう。